無為の生き方
世界人類が平和でありますように

章 神様のはなし
  ― 心臓を動かしているのはだれ? ―

 神と人間の関係は?

  人間と動物の違いは?

ある入社試験の面接で、「人間と動物の違いは何だと思いますか?」という質問があったと聞いたことがあります。さて、みなさんはどのように答えますか?

ダーウィンの進化論によると、人間はたゆまざる進化の過程において、動物が進化して人間になったと説いています。しかし、もしそうであるならば、今動物園にいる猿は未来においては人間になりうることになります。そうならば、人間は少し上等な猿ということになります。そのことは、神と人間の関係を考える上で、とても重要なポイントになります。

五井先生は、ご著書「神と人間」の中で、その違いを次のように明快にされています。

「山川草木も動物も創造されたるものであって、自己意識、我(知性)を持たぬが、人間は、創造者である分霊そのものが、肉体にあって、たゆまざる自己創造を続けている」

  人間は神様の被造物ではない

すなわち、動物は神様の被造物であって操り人形である。しかし、人間は、神の子として、神そのものの力を内に有し、無限なる創造活動を行うことができる本来自由自在なるものである。お釈迦様が「人心得難し」と言ったことは、まさにそのことである、と五井先生は述べていらっしゃいます。

キリスト教などの宗派の中には、人間は神の被造物、神の下部として、ひたすら神様につかえることを説いていますが、それでは、人間は神の言われるままにしか生きることができなくなり、永遠に神の下僕ということになってしまいます。

人間が尊いのは、自由自在に創造活動ができることにあります。

改めて、人間は、この宇宙を創造した偉大なる存在と一なるものであることに、深く感謝の意を表したいと思います。

  人間は神なる存在と一つであり永遠の生命である

結局、人間の肉体は、神によってつくられたものであるが、その肉体に働く生命は神そのものであり、神なる存在と一つである。人間はこのちっぽけな肉体ではなく生命そのものである。肉体は有限で、ある期間が過ぎるとこの世から消えて亡くなるが、魂は「永遠の生命」であり、個性を持って別の世界で生き続けることを、五井先生は、「人間は肉体ではない、永遠の生命である」と繰り返し、繰り返しお説きになりました。

当然、「死後の世界」は、存在していますし、その人の生前の想いの通りの階層(幽界・霊界・神界)に移行し生きています。仏教で説く「輪廻転生」もありますし、多くの地球人は何千回、何万回と輪廻転生を繰り返しています。生まれた赤ちゃんに個性があるのは過去世があるからです。

人間は、神から生まれ神に戻る永遠の進化の過程にあります。この地球世界での学びが終われば他の惑星に移ることもありますし、現在は、これから始まる新しい地球世界をつくるために、他の星々からお役目をもって天下っている魂が多数いると聞きます。

いずれにしても人間は、このちっぽけな肉体ではなく、肉体はあくまでも魂を宿す器であり、本来は神そのものの力と叡智を内に秘めている尊い存在であることを、まず悟ることです。

すなわち、神とは、この生命の原理、創造の原理、法則そのものであり、本来は、人間が神の法則に乗らない限りその救われはないことになります。


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