無為の生き方
世界人類が平和でありますように

2章 いのちいきいきと生きる
          ― いのちよ光輝け ―

2 神様ありがとうございます

いつもありがたいと思える人に

五井先生は、田舎のお百姓さんが朝な夕な「お天とうさまありがとうございます」と拝んでいる姿は悟りの姿ですよ、とおっしゃっていました。それは学問・知識ではなく、自然との係りの中から理屈を超えて、ありがたさが湧き出て来るのでしょう。

食べ物を食し、呼吸をし、今日一日を穏やかに何事もなく生きていられたことは、当たり前なことではなく、実は奇跡的なことなのです。窓辺から見える何気ない風景がいかに美しくありがたいか、透き通る空の青さ、心和ます木々の緑、早朝より聞こえる小鳥のさえずり・・・ここに生きているということは、過去世からの生命の流れの中で、必要があって「生かされて」いるといえます。その自らが「ここに在る」ということ、生かされて生きているという実感を大切にしたいものです。

人間は本当に凡愚ですから、生まれてこの方、すべてを「与えられに与えられて」生かされて生きているにもかかわらず、自分で生きていると勘違いして、その神の恩恵を気付かず感謝の心を忘れ去っています。現代人はどれだけ感謝の心をもって日々生きているのでしょうか・・・一日一回でも「神様ありがとございます」と祈っている人がどれだけあるのでしょうか?

感謝の恩返し 

肉体は自分がつくったものではありません。心臓を動かいているのは誰でしょうか・・・自分ではありません。では、空気はどうでしょう・・・。五井先生は、自分を生み出し生かしていただいているその生命の源に感謝の気持ちをもち、その大いなる力にすべてをゆだねなさい、とお説きいただきました。

本当にその通りですね。人間は体一つで生まれて来たわけですから、まさにゼロからのスタートです。不足していることに思いを向けるのではなく、今足りるを感謝することです。すべてを失い何もなくなっても、それは生まれた時に返っただけです。どんな状況にあろうと、「今呼吸している」こと「今在る」ことに感謝できます。

呼吸一つ一つに感謝できる人間になりたいですね。そうすれば、何の不平不満もありません。今ここに在ることが「奇跡」であり「感謝」以外の何もありません。

私は、ただ、生命への感謝とともに、その恩返しとして、「世界人類が平和でありますように」と世界が安らかならんことを日々祈っています。

感謝は空なり

一般的には、良いことには感謝しますが、自分にとって悪いことへも感謝できるようになれば本物です。悪いことも良いことも、この世の出来事はすべて過去世からの想念行為の結果です。良いことは素直に喜び、悪いことも「過去世の因縁が消えてこれからよくなる」と思えば感謝できます。悪いことに感謝するのではなく、悪いものが消えたことに感謝するのです。

何が起こっても動じることなくすべてに感謝できる人は悟った人です。五井先生の教えの原点はこの神様への感謝です。五井先生が想念停止のご修行をされた時「神様ありがとうございます」だけは唯一思うことを許されたと聞いています。すなわち、感謝は「空」と同義であり、光であり、悟りそのものです。「神様ありがとうございます」、ひたすら祈り続けて参りましょう。

感謝は空なり

感謝は光なり

感謝は悟りなり

感謝は宗教の極意なり


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